デジタルから仕掛けるブランディング。

2013/10/12   カテゴリー:ブランディング

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ制作)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

以前、コチラのブログで書いて、参加していたプロジェクトの雑誌(雑貨)が届きました。

creative

「Cannes Lions2013の雑誌を作る夏プロジェクト」
缶の中にカンヌライオンズ2013の「ポラロイド100(事例集)、地図、クリエイティブ手帖」の3点セットが入ってます
実際に代官山蔦屋で開催されたイベントの内容は、こんな感じで開催されました。
簡単に説明しますと、このBOOKプロジェクトでは、「Cannes Lions2013を中心とする世界の注目クリエイティブに学ぶ」という
目的のもと、ソーシャルメディア(Facebookのグループ)を用いた参加型の雑誌(手帖風)作りを行われました。

ポラロイド風のカードは、オンデマンド印刷で5度刷りしていただいていたり、オリジナル缶ももちろん手づくり。そして、
封入作業も「アッセンブリーパーティ開催」として、手帖、地図、ポラロイド100枚の3点セットを缶に詰めて発送する作業も
イベント化して、ひとつひとつ手づくり。こだわり感がハンパない。
ひとの温かいこころが伝わるクリエイティブ作品です。感動と感謝です!

リアルな報告会、懇親会等は参加出来ませんでしたが、Facebookのグループ上で、随時、報告を楽しみに拝見していました。
プロジェクトの皆さま、楽しい企画をありがとうございました。

私たちは、日常の中で感じたことや、さらに専門的な広告の潮流も捉えつつ、現状のWebサイトは、どのような方向性に向かっているかなども考察します。
その中で、ポイントとなる「ブランディングとコミュニケーション」事例を、カンヌライオンズから2例ともうひとつご紹介します。

昨日の深夜(10/11)、NHKで、「MJpresents Perfume×Technology」という特番が放映されていました。
Perfumeは、カンヌライオンズ2013で、日本人アーティストとして初めてゲストとして招待され、プレゼンテーションのステージに立ち、日本の最新のテクノロジーととともに圧倒的なダンスパフォーマンスを披露しました。

コチラは、パフォーマンス映像です。

また、Perfumeの「Perfume official global website」は、サイバー部門で、銀賞(SILVER LION)を受賞しています。

スクリーンショット 2013-10-12 7.21.55

このWebサイト(ホームページ)では、Perfumeの3Dモデルにユーザーが自由にアニメーションを描いて投稿できるという新しいプロジェクトがありました。そこで選ばれた作品が、カンヌライオンズのPerfumeのパフォーマンスのバックに映し出されたり、衣装にたくさんの文字が映し出されたのは、グローバルサイトで募集したファンからのTwitterの投稿と連動していて、「Perfumeが世界のどこにいても、ファンとライブ空間でつながることができる」ということを実証してありました。つまり、WebサイトやSNSとリアル体験が連動していることがわかります。

ブランディングの言葉は、企業間や生活者間で使用することが多いですが、熱烈なファンづくりということにおいては、
ミュージシャンに置き換えたらとってもわかりやすいかと思います。
Perfumeは、ブランディングが成功しているミュージシャンと感じます。

この他にもメディア部門で、TOYOTAの「AQUA SOCIAL FES!! 2013 | TOYOTA」が、金賞(GOLD)を受賞しています。

aqua

こちらも連動でFacebookページ発信が多かったりします。
Webサイトの見た目のデザインというよりも、コンテンツを見てもらうとわかっていただけるように、全国各地でイベントを仕掛け、
募集して、一般のかたの参加型になっています。

いろんな本で、よく成功事例として紹介してあるのが、「OREO DAIRY TWIST」です。
オレオ100周年を記念して、100日間、毎日ファンに楽しんでもらえるエンタテイメント性の高いコンテンツを投稿し続けたキャンペーンです。

oreo

Facebookページを使って投稿し、生活者の中の一人ひとりのフィードに入り込み、「話題にしたい」「シャアしたい」と
思わせるコンテンツを投下しています。
オレオを使った、いろんなイマジネーションを掻き立てる、可愛い♡、映画バージョン!?と思わせるなど、様々なクリエイティブ写真を投稿してあります。

これらの事例をどれをとっても、以前のマス広告からの発信で知り、Webサイトを訪問するものではありません。
例えば、昔よく流れていた、CMを観て、「続きはWebで。」という誘導ではありません。
Webサイト(ホームページ)が、広告の補完の位置づけではなく、メインとなって来ています。
どれも、身近なところから入っていて、特にSNSなどから入って、Webサイト(ホームページ)などを訪問し、または、リアルのイベントに参加したりしています。

ユーザー参加型で、「デジタル時代のブランディング」と言えるのではないでしょうか。

世界の優れた広告事例にも変化が起こって来ています。
以前の広告では、企業、自分の「売り」をアピールばかりでしたが、今は個人も含め、あまり好かれません。
一方的発信でなく、コミュニケーションとして、共感する、応援する、参加するということが、SNSが普及してきたことで、
ますますそういう時代になってきているような気がします。
もちろん、生活者とのコンタクトポイントがどこであるかをマーケティングから考えていくと、どのアプローチが良いか一概には
言えませんが、コミュニケーションの導線の設計と構築は、当然、見極めることが必要です。

効果的に伝わる方向性のひとつに、「デジタルから仕掛けるブランディング」の流れが、選択肢として、ここ最近増えたことを考慮することは、とても大切になってきています。

あなたのビジネスに最適なWebブランディング・Webデザインをお手伝い致します。まずは、現状の課題をお気軽にご相談ください。