新任Webサイト(ホームページ)担当者に必須なWeb知識。|やったね上級篇

2015/06/13   カテゴリー:ホームページのイロハ

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

まだ6月だけど、そろそろ暑中見舞いのハガキのデザインに頭を悩ませる時期になりました。
印刷期間を余裕でとっておこうと思うと、意外と早くないのですよね。
1回目のアイデアは、あえなくボツとなりましたが、新しいアイデアで挑戦中です。と、ブログの下書きしてたのだけど、意外と早くデザインが完成してしまった。
いうことで、早くも入稿しました〜。早っ。

今回は、「新任Webサイト(ホームページ)担当者に必須なWeb知識。|やったね上級篇」をお送りします。
「一気に難しいやん!?」な感じですが、多分1番「鍵」となる考えかたなので、最初に取り組むことでもあります。
また、これまでちょこちょこと紹介していた分も含めます。

sixblog

AIDMA(アイドマ)、AISAS(アイサス)、SIPS(シップス)の法則

Webサイトの知識としても、広告モデルの基礎が必要になって来ます。
それは、生活者の行動のひとつに、広告媒体の接しかたが変化してきて、インターネットと接する機会が増えていることが関係してきます。

長く広告業界は、「AIDMA(アイドマ)の法則」を用いて来ました。
aidma
Attention(注目) ▶ Interest(興味) ▶ Desire(欲求) ▶ Memory(記憶) ▶ Action(行動/購入)
の頭文字を並べたものになります。

現在は、少し変化した「AISAS(アイサス)の法則」のほうにシフトして来ています。
aisas
Attention(注目) ▶ Interest (興味) ▶ Sarch(検索) ▶ Action(行動/購入) ▶ Share(共有)
です。

Sarch(検索)とShare(共有)は、ループする感じで、生活者は、「知りたいことが出来たら、まずはインターネットで検索をかける」ということが、あたりまえになって来ています。そして、それによって得た情報で、自分が良いなと思ったりすると、積極的にブログやTwitterやFacebookなど、SNS(social networking service)を通して、発信したりします。

メディアが一方的に発信しているのではなく、個人発信です。つまり、生活者自らが発信しています。
これらは、CGM(Consumer Generated Media)と呼ばれ、まさしく個人のメディアとなります。

また、コミュニケーションの考え方では、最近は、こちらの「SIPS」もあります。
sips
Sympathize (共感する) ▶   Identify (確認する) ▶   Participate(参加する) ▶  Share &Spread (共有する・拡散する)

Webサイト(ホームページ)訪問については、検索とソーシャルメディアが、生活者の行動の中に根付いています。
広告モデルの概念について、理解しておくことは、Webサイト(ホームページ)運用についても、大変役に立ちます。

KPI(Key Performance Indicator)、KGI(key goal indicator)

KPIとは、目標の達成度合いを計る定量的な指標のことです。「重要業績評価指標」と訳されます。
経営戦略において、まず命題となる「目標」を定め、次にその目標を具体的に実現するための「手段」を策定し、その手段がきちんと遂行されているかどうかを定量的に測定する「指標」を決めます。

KGIとは、企業目標やビジネス戦略を実現するために設定した具体的な業務プロセスをモニタリングする指標の1つで、何を持って成果とするかを定量的に定めたもの。「重要目標達成指標」と訳されます。

Webサイト制作(ホームページ制作)においても、きちんとゴール、目標を設定して、それに向けて、プラン、プロセスを練ることがとても重要です。
Webサイト(ホームページ)におけるKPIやKGIは、具体的には、インプレッション、クリック数/率、ユニークユーザー数やページビュー、コンバージョン(会員登録/資料請求/商品購入など)獲得数/率などがわかりやすいです。

Webサイト制作の前に、きちんと目的を明確化しましょう。

ペルソナ(Persona)

製品やサービスをデザインする際に、ターゲットとして想定する架空のユーザー像のことです。

Webサイト(ホームページ)のデザインや情報設計する前に取組むことのひとつに、ペルソナ(モデルユーザー)でターゲットを設定します。
その際には、具体的なユーザー像の設定が望ましいです。

◆ 名前
◆ 年齢
◆ 性別
◆ 年収
◆ 家族構成(一人暮らし、夫婦、子供2名など)
◆ 職業
◆ 仕事環境

業種によって、ターゲット設定がいろいろ違うかと思いますが、もっと詳しく項目を決めていくことが大切です。
ターゲットを絞る指針として、Googleアナリティクスの解析結果や、日常の業務での購入者アンケート、現場からのお客様の声など、
活用出来るものは、たくさんあります。
Webサイトを訪問するユーザーを、最近では、「カスタマージャーニーマップ」で図式化・記号化したりすることで、より実践的に
行動を読み解く試みもあります。具体的なユーザーを見極めていきましょう。

オウンドメディア(owned media)、アーンドメディア(earned media)、ペイドメディア(paid media)

企業がメディア戦略を考える時に利用する3つのマーケティングチャネルである、オウンドメディア(owned media)、アーンドメディア(earned media)、ペイドメディア(paid media)を整理したフレームワークをトータルに活用する必要があります。

◆ オウンドメディア(owned media)

自社発信のメディア。自社の品質の高いコンテンツを発信することで、「理解を促す」ことを目指します。

・Webサイト
・ECサイト
・ブログ
・自社発行の冊子
・メルマガ
 etc・・・

◆ アーンドメディア(earned media)

SNSなど、口コミ効果を狙ったバイラルマーケティングに活用されるメディア。
企業と生活者の比較的緩やかなコミュニケーションをはかることで、「共感を得る」ことを目指します。

・Facebookページ
・Twitter
・Instagram   
 etc・・・

◆ ペイドメディア(paid media)

広告枠を購入するメディア。費用をかけることで、広く認知と「関心・興味をひく」ことを目指します。

・マス4媒体広告
・リスティング広告
・アフィリエイト  
 etc・・・

media

Webサイトは、上記を上手に活用しないと最大限の効果をあげることは困難です。
良質なコンテンツを制作すること、トーン&マナーを揃えて運用していくことは絶対条件ですが、外部連携のコンタクトポイントをうまく相互作用させましょう。

重要キーワード。「コンテンツマーケティング」、「価値共創マーケティング」も忘れずに。

「コンテンツマーケティング」「価値共創マーケティング」については、折りにふれて、これまでも何回かブログでご紹介して来ました。
Webサイトの上級運用として、この2つのキーワードを実現することは、重要なポイントであり、Webブランディングに繋がります。
また、この2つについては、これだけで記事が成立してしまい、かなり長〜くなりますので、今回は割愛させていただきます。(笑)

Archive|新任Webサイト担当者に必須なWeb知識。

関連記事も合わせてご覧ください。

本当に「え??そうなの!?」的な、マメ知識にはリンクでご紹介しています。

「ホームページの本当の意味知っていますか??」そんな超初歩的なことから。
◆ 「新任Webサイト担当者に必須なWeb知識。|とっても初級篇

Webサイトのわかりやすさ、使いやすさについて考える。
◆ 「新任Webサイト担当者に必須なWeb知識。|たぶん中級篇

隅々までご紹介することは叶いませんが、大切なポイントを知ることを心がけるだけで、きっと役に立ちます。

お役立ちツール。「ビジュアルコミュニケーションツール – AUN[あうん]

Webサイト担当者にも、またWebサイト制作現場でも超お役立ちツールが開発されました。
2015年6月にリリースされたばっかり。

これまで、デザインやテキストの細かな修正依頼は、画像をスクリーンショットした上に書き込み、PDF化してわかりやすくなどの作業をしてやりとりしていたのですが、「AUN」が出来たことで、Webサイト上でのやりとりだけで済みそうです。
作業の時間短縮にもピッタリ!!かなり嬉しい機能です。

あうんの呼吸でコミュニケーション
ビジュアルコミュニケーションツール – AUN[あうん]

aun

効率化が進み、かなり凄そうな予感。ぜひ、お試しあれ。

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