Webと実体験をつなぐオウンドメディアと新しい取り組み。

2014/10/11   カテゴリー:コミュニケーション

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ制作)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

早くも年賀状のデザインが完成しました!!
例年にない早さです(笑)
これで慌てずに安心して印刷に入稿出来ますし、あとは宛名書きとひと言添えのスケジュール確保です。

今回は、オウンドメディアとしてのWebサイト(ホームページ)と面白い企画のコラボレーションの事例をご紹介します。

企業のWebのオウンドメディアを検証してみましょう。

最近雑誌でもよく「オウンドメディア」との言葉を見かけます。
いろんな表現の仕方があるかと思いますが、以前の4マスメディア(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)から、影響力が多大なメディアとして日常生活に馴染んでおり、存在しているのが当たり前となっているのが、インターネットでしょう。
最近では、自分たちの生活を見直してみると、4マスメディアより接していることが多いし、実際インターネット → 4マスメディアを見る、聴く、調べるなどの行動をとっているほうが多いこともあります。

オウンドメディアとして、Webサイト(ホームページ)は、企業活動の「核」となりうると以前ご紹介したことがありました。

図で表現すると、このようなイメージです。

branding

Web空間は、本当に、ハブ空港と似ていますね。
「ハブ」として機能すると、それぞれのつながり、コミュニケーション活動を活発にします。

Web空間のオウンドメディアの対象となるのが、下記の分です。

◆ 企業のWebサイト
◆ 企業ブログ
◆ ソーシャルメディア上の公式ページ
◆ メールマガジン
◆ Webサイト上の自社ブランド販売ページ

どれも長期的に継続性を持って運営することが大切で、PDCAを繰り返し、キチンと検証と改善することで、Webブランディングに
繋がります。

★ Web空間の「オウンドメディア」をハブ化することで、最大限に活かすことが可能である。

Webサイト(ホームページ)は、あらゆる企画の実現や、プロモーションのスタートとなる。

ここから実際に、オウンドメディアやエクスペリエンス(体験)を繋げている事例としてのWebサイトをご紹介します。
さらにこれまでにない企画であったり、最新の取り組みもあったりします。
さすがに予算がないと全てを取り入れることはムリですが、いろんな要素やヒント、可能性を秘めていますので、
ご自身の運営しているWebサイト(ホームページ)に参考に出来るところを見つけてくださいね。

KIRINくらしの劇場 オフホワイトハウス

offtop

写真と動画が背景に動くカタチのインタラクティブなWebサイト(ホームページ)です。
KIRINさんのオフホワイトの商品ブランドの認知を拡めるためのプロモーション企画サイトです。

ココからの部分が、さすがに予算がないとムリなところですが、Webサイト(ホームページ)とスマホアプリと連動して展開する企画です。

massage

町でくらす人々の
メッセージをとどけてくれる
ハトの家族も
住んでいます。

オフホワイトハウスには、
6羽のハトの家族が住んでいます。

かれらは、まわりでくらす人たちと
専用アプリでつながっていて、
“ていねいなくらし”のヒントを知るために
いろいろな人のお話を、
熱心に聞きにいきます。

そして、人々から聞いた“くらし”のお話しは、
たいせつに、たいせつに持ち帰って、
この家にくらす人に、とどけます。

(Webサイトより転載)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

Webサイト上で、まずは、プロローグがあります。

hato

hato2

ハト=(伝書鳩)の役割を果たしてくれるテクノロジーと、アプリです。
それぞれのハトに名前がついていて、キャラクター設定もしてあり、面白いですね。

オフホワイトハウスの町専用アプリがコチラです。

apli

この特別なアプリを開発することは、さすがに予算もかかりますので、同じようなことは出来ないです。
しかし、Webサイト(ホームページ)やスマートフォンとの連動をコミュニケーションと捉えることは必要です。
またスマホユーザーが毎年増加している現状では、将来的にスマートフォンサイトの活用を念頭に、Webサイト運営の中で
常に意識しておくことは大切です。

★ 企画の意図を長い尺でも伝えられる動画の活用を考えてみよう。
★ 一般のかたでも気軽にCM変わりとしてプロモーション出来る動画活用を頭の片隅に入れておこう。
★ スマートフォン活用の将来像について常に意識しながら、Webサイトを運営してみましょう。

エクスペリエンス(体験)を共有し、さらにWebサイト上でも情報を共有すること。

次にオフホワイトハウスのくらしのエクスペリエンス(体験)のアプローチです。

kurashi

この町には、
たくさんの“くらし”があります。

オフホワイトハウスのまわりには、
“ていねいなくらし”をしている人たちが
たくさんいます。
“くらし”についてのお話しを、
ハトをいっしょに聞きにいきませんか?

(Webサイトより転載)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ie

kichen

実際に暮らすことで、利用出来る施設も写真で拝見出来ます。
都会では体験出来ない、田舎独特のお家の広さなども写真を拝見するとよくわかります。
リノベーションしてあり、古いお宅の柱なども感じつつ、生活環境としては、快適さや暮らしやすさが感じられます。

niwa

また緑いっぱいの自然を感じながら、暮らしの体験が出来るメリットがたくさんあります。

商品プロモーション企画であり、Webサイト(ホームページ)から暮らしのエクスペリエンス(体験)のアプローチです。
そして体験したかたの意見を、前出のハトたちがカメラや伝言で伝えてくれることで、Webサイト(ホームページ)の訪問者は、疑似体験が出来ます。
さらにソーシャルメディアなどで話題となることにより、口コミ効果も見込めます。

★ 体験と情報を共有することで、Webサイト(ホームページ)の訪問者の共感を呼ぶことにつながる。

あなたも体験してみませんか??

実際に、オフホワイトハウスでステイ体験を募集しています。
冬の期間は、お休みですが、春までの募集をしていますので、興味あるかたは、応募してみては!?

calender

滞在予約ページ

off2

プロモーション、企画ストーリーの最後には、商品に落としこんであります。

Webサイト内(ホームページ内)で、キチンと商品紹介に繋がっていることが、企画やコミュニケーションとしても大切な要素です。

これまでにない新しい取り組み。

最初このWebサイトを知った時は、商品プロモーション企画としての取り組みとして、大掛かりなことをやっているという感想を
持っていました。
しかし、実は細部まで拝見していると、いろんな画期的なことを盛り込んであることを発見しました。

KIRINくらしの劇場 オフホワイト制作スタッフ

staff

Webサイト(ホームページ)で映画のようなエンドロールがあり、関わったスタッフが全員記載されています。
これまで業界的にも影の立役者的なことが多いので、雑誌等で取り上げられない限り、映画のように名前が記載されることはありません。
これは、Web業界的には、大変心強く嬉しい取り組みです。
これからもオフホワイトのように、スタッフが全員公開出来ることはないかと思いますが、企業とパートナーとして創りあげること、
共創として、企業、生活者、制作スタッフのタッグは、Webサイト運営(ホームページ運営)でも大切な要素でしょう。

もうひとつ、KIRINさんの「くらしを考えるプロジェクト」は、竹田市とパートナーシップを結んでいる点です。
企業が、地方の自治体と組んでいる点も興味深いところです。

昨今の地域活性化や各地方が独自の特色を持って発信していくことに、地域格差が出ないWebを活用することは大変有効でしょう。

生活者に役立つ情報発信の提案Webサイト(提案ホームページ)

オフホワイトさんでは、『 KIRINくらしの劇場 オフホワイトハウス』の企画とともに、生活者のベネフィットになるヒントを
コンテンツ展開しています。

ていねいなくらし 50のヒント – KIRIN オフホワイトハウス

50

KIRIN くらしの劇場 オフホワイトハウス
ていねいなくらし 50のヒント

キリン オフホワイトが、
大分県竹田市につくった
“くらしのまんなか”、
オフホワイトハウス。
ここでは、
ていねいにくらすためのヒントを
見つけることができます。
日々のことに、真剣に向きあってみる。
たまには、本能のままにうごいてみる。
ここに来れば、きっと“くらし”のかたちは
かわるはず。

(Webサイトより転載)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

コチラはロングページで、スクロールすると新しいヒントが表示していくデザインとなっています。
ロングページデザインは、最近の流行のひとつです。
円の使ってあり、やさしい印象を受けるデザインとなっています。

マウスオーバーすることで、ていねいなくらしのヒントや提案、竹田市で体験出来る長所が綴られています。

gohan

食べもののカテゴリーでは、「口福体験」としてタイトル表現されているのが、文字を読むだけでしあわせな気持ちや
ほっこりした気分にもなれるので、上手な表現です。

coffee2

食生活の豊かさやゆったりとした時間を過ごせること、自然を感じながら日々の生活を見直すことが出来ること、
いつもより少しだけていねいにくらすことで、豊かな気持ちになれるヒントがギュッと詰まっています。
ちなみにもちろんどこにいても実践出来ることがたくさんあります。

★ 生活者が役立つ情報をコンテンツとして展開すること。

トリプルで展開している中のひとつである商品購入サイトの展開。

もうひとつオウンドメディアである商品が購入出来る自社ブランド販売サイトも展開されています。
商品の特徴と魅力を伝えて、新しい製品の提案をしています。

LOHACO – キリンオフホワイト

開発秘話として紹介してあるコーナーもあります。

kaihatsu

実際に開発に携わったかたの出演と、また名前の由来につながる商品のメリットがわかりやすいです。

Webサイト(ホームページ)を運営する上では、事前に目標設定をたてることが大切になってきます。
オフホワイトさんのところでも展開されているように、実際は、商品の購買に結びつけるために、エクスペリエンス(体験)の
プロモーションサイトを運営することで、認知と話題を仕掛けられています。

Webサイト(ホームページ)は、企業の商品やサービスを一方的に発信するメディアとしてだけでなく、生活者とコミュニケーションを双方向に
とれるメディアとして、活用していくことが大切です。
ハブ的役割を担うWebサイト(ホームページ)とコンタクトポイントである各ツールをうまく連動させて運営していきましょう。

★ Webサイト運営(ホームページ運営)には、目標設定が大切です。

あなたのビジネスに最適なWebブランディング・Webデザインをお手伝い致します。まずは、現状の課題をお気軽にご相談ください。