自社のメディア化は、企業ブランディングの新しい展開に繋がる。
みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。
《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》
iPhone6とiPhone6 Plusが発売されましたね。
『 Six 』のWebサイトとブログも動作確認してきました!!
ちなみにAppleは、これまでスマホサイトは作ってなかったのですが、これを機に、公開されましたね。
ロゴもセンター揃えです。
iPhoneの新機種は、購入しないのですが、iOS8には、アップデートしました。
いろんなアプリも増え、いろんな機能が追加になったので、試しつつ慣れていってます。
さて、今回は、最近のニュースから改めて訪問してみたWebサイトと本屋で見つけた本をとりあげて、企業のブランディングについて
ご紹介します。
自社の事業の強みを発信する「オウンドメディア」について。
企業ブランディングには、いろんな要素を組み合わせて展開が必要です。
その中でも、昨今では、よく「オウンドメディア」という言葉で表現されるのがあります。
「オウンドメディア(Owned Media)」は、クロスメディアの中の、「ペイドメディア」(広告費を払って展開するメディア)と
「アーンドメディア」(ブログ、SNSを始めとしたメディア)のマーケティングチャネルのひとつです。
「オウンドメディア」は、企業と生活者(顧客)との関係を構築していくための、自社発信の情報をメディア化していくことと言えます。例えば、Webサイトや自社発行の冊子、会報など、さまざまなものがあります。
ブランディングは、他社との差別化を顕著にしていき、自社のオリジナリティを追求して、魅力を発信することがまずは大切です。
自社のオリジナリティを発信する方法のひとつが、自社を「メディア化」することで、確かなコンセプトと継続的な運営が必須となります。
今回ピックアップした『タニタ食堂』さんは、自社の魅力を発見した、きっかけを自社で開発した、本からあらゆる展開が始まった
「オウンドメディア」の事例かと思います。
「アーンドメディア」であるSNSやブログなどは、されていませんが、アプリや実店舗展開など、次々と新しい事業展開に繋がって、
認知と売上に貢献しておられます。今もどんどんと進化され中です。海外にも進出される予定です。
そんな『タニタ食堂』さんを、次からご紹介します。
★ 自社の事業の強みを発信する「オウンドメディア」は、
企業ブランディングの大切な要素のひとつです。
『タニタ食堂』さんのメディア展開に学ぶこと。
今週流れたニュースの中で、『タニタ食堂』さんが中国進出されることを知りました。
“タニタ食堂” 中国に進出へ
既に日本で認知度と信頼感がある『タニタ食堂』さんの新たな展開と挑戦です。
中国の健康機器メーカーとの間で提携で、「共働」となります。
世界では、健康に良いとして認知されている“和食”ですが、海外進出することで、更なる日本の食展開や飛躍が期待出来ますね。
『タニタ食堂』さんの元である、『タニタの社員食堂』のレシピ本やメディアの取材から火がついて、認知度があがり、
人気がどんどん出ました。
『タニタ食堂』さんの店舗のWebサイトを拝見すると東京から地方にも少しずつ展開されています。
(関西では、大阪の住吉病院が提携店舗として展開しておられます。大阪での打合せの際に、一度行ってみたいと思います!!)
『タニタ食堂』
Webサイトは、優しい雰囲気で統一されています。
背景の全体も白地ではなく、うっすらとアイボリーの色の生地が敷かれており、さらによく見ると色の区分けで、
ヘッダーやフッターが別れています。細部にもこだわったデザインですね。
メイン画像で、『タニタ食堂』さんで伝えたいコンセプトをキャッチコピーと画像でしっかりと伝えてあります。
レシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂」の発売から2年。
「社員以外でも食べられる場所を提供してほしい」という声にお応えして、
東京・丸の内に「丸の内タニタ食堂」がオープンしました。
本食堂では、タニタ社員食堂のコンセプトを忠実に再現したメニューを、
日替わり・週替わりで提供します。
さらに、業務用体組成計を備えたカウンセリングルームでは、
管理栄養士から無料でアドバイスを受けることができます。
健康な体重維持には、食事、運動、休養のバランスの良いサイクルが重要。
「丸の内タニタ食堂」を、ぜひ皆さんの健康維持にお役立てください。
(Webサイトより転載)
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コンセプトは、Webサイト(ホームページ)でも伝えることは、大切なことですよね。
たくさんある企業ブランディングの要素の中で、成功の秘けつ、ポイント!のひとつは、
◆ 顔が見えること (企業の社員さんやスタッフさんの顔が見えること)
ではないかと考えています。
『タニタ食堂』さんでも企業ブランディングの成功のひとつではないでしょうか。
『タニタ食堂』さんのコンセプトを支える、また『体脂肪計タニタの社員食堂』の本のきっかけを作られた、メディア番組でも
よく登場される立役者さんは、管理栄養士さんです。皆さんも番組やレシピ本でもよく拝見されていることでしょう。
丸の内タニタ食堂さんの顔として、下の画像のお二人が登場されています。
企業の社員さんやスタッフさんの顔が見えることで、企業に対しての親和性が高まります。会社の雰囲気も伝わりやすくなります。
もし店舗や企業を訪問したことがなかったとしても、こんな方が運営されているんだなと具体的なイメージが出来るからです。
Webサイトで、採用情報や、会社に親しみを持っていただける運営をしたい場合は、社員さんやスタッフさんを登場させることを
おすすめします。
★ 顔の見えるWebサイト運営(ホームページ運営)で、企業の親和性を高めましょう。
オリジナリティを追求した情報、発信は、売上に貢献します!
企業ブランディングを高めるもうひとつが、「価値共創マーケティング」です。
Webサイト(ホームページ)では、「共創コンテンツ」として展開出来ます。
もちろん、他にも店頭アンケートや、DM、実店舗のスタッフヒアリングでお客様の生の声をまとめることなど、いろんな方法で
お客様の声をひろうことが出来ます。
『タニタ』さんでは、『タニタ健康くらぶ』として、有料で会員登録して参加出来るWebサイトを運営されています。
『【タニタ健康くらぶ|タニタのヘルスケアエンタテインメントコミュニティ】』
【タニタ健康くらぶ】
「食」「運動」「コミュニティ」の3要素を組み合わせて展開されています。
「おしえてタニタさん」のコンテンツで、Webアンケートを実施されています。
アンケート集計を分析したものが、次のコンテンツやメニュー開発、製品の展開などあらゆるところのマーケティング情報として役立つことでしょう。アンケート結果が、また生活者のかたにとって、HAPPYな情報や製品となってフィードバックされます。
もちろん会員にならないと参加出来ないWebサイトですが、会員に入ろうか迷っているかた対象に、ちゃんとサンプルページが用意されています。
『サンプルページ』
Webサイトは、基本、世界中のあらゆる場所でも、どなたでも見れるということが、インターネットの特性です。
しかし『タニタ』さんのようにオリジナリティを追求して、強みを持っておられる場合は、有料での展開が可能となってきます。
他にもモバイルサイトやアプリも展開されていますが、『タニタの社員食堂』さんでは、有料です。
価値ある情報を発信している場合は、有料、課金という方法もとれる良い事例でしょう。
★ 価値共創マーケティングを展開して、生活者とともに企業価値を高め、企業ブランディングを実現しましょう。
★ 企業のオリジナリティ溢れる価値ある情報は、売上に繋がる。
自社の製品の認知と購入のきっかけづくりになることをフォーカスしてみよう。
『タニタの社員食堂』さんの本がきっかけとなり、さまざまな企業も社員食堂を公開し始めました。
本屋さんに行っても、いろんな企業さんの社員食堂の本を見ることが出来ますよね。
『タニタ食堂』さんでは、ランチボックスも登場しています。
会社の中の日常で、「ランチ」や「朝ごはん」ひとつとっても、他社と差別化することが出来る要素を秘めています。
つまり、企業の横顔を見せるオリジナルコンテンツとなります。
社内の中で、特徴あるところをフォーカスしてみましょう。
深く掘り下げて、いろんな角度から捉えると、面白いコンテンツになりますよ。
他にも、タニタ食堂さんは、
◆ 食から健康 → タニタの製品で健康チェック、からだカルテの定期検診 → 自社製品を知ってもらう、体験してもらう。
潜在顧客さんに、タニタさんの事業の健康機器の特徴に自然と馴染んで、体験してもらい、継続的に使ってもらう、購入にいたる
プロセスのきっかけづくりとなっています。
購買につながるエクスペリエンス(体験)提案は、事業の拡大にとっても大切な要素です。
★ 自社の製品や事業の特徴にフォーカスし、きっかけづくりを考えましょう。
★ 生活者に継続的に発信し、商品や製品を使用してもらえるお役立ち情報コンテンツを目指しましょう。
『 BEAMS AT HOME 』ビームスさんの自社の魅力がギュッと詰まった新作本。
9月19日(金)に発売したての
『 BEAMS AT HOME 』 ~日本を代表するおしゃれクリエイター集団ビームススタッフの「暮らし」と「服」~
をご紹介します。
『 BEAMS AT HOME 』 ビームスで働く130人の「暮らし」と「服」
インテリア取材とワードローブ紹介を中心に構成した全480ページもあり、見どころ満載な1冊ですね!
以前も「情熱接客」を上手にプロモーションされたりしていました。
時代を先取りするオウンドメディア企業のお手本となるでしょう。
『アクタス』さんのスタッフ取材で編集されたインテリア本。
もうひとつ、事業にあったオウンドメディアの事例をご紹介します。
家具、インテリアショップの『アクタス』さんです。
こちらは、2012年に既に本を発売されています。
アクタスさんで働く、OB、OGスタッフさんの123人のお家、インテリアが写真集的な感じで紹介されています。
インテリア好きさんが集まっている会社だからとのコンセプトで、編集されています。
部屋のインテリアの参考や、商品のセレクトなどの参考になるかもしれません。
おまけ。本場、フィンランドから届く『サンタさんからの手紙』
今回は、おまけです。
フィンランドのサンタ郵便局から、お手紙が届きます。
お子さんのおられるかたは、サンタさんの国からお手紙来たよ!と、驚かすことが出来ますよ。
興味あるかたは、申し込んでみてくださいね。