企業のWebブランディングと情報メディアの展開。
みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。
《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》
5月も最終日です。いきなり真夏日を記録しだしてビックリですね。
6月2~6日(米国時間)にかけて、米カリフォルニア州サンフランシスコでAppleの開発者会議「WWDC 2014」が開催されます。
初日の2日午前10時(日本時間で3日午前2時)から始まる基調講演は、生で観る予定です。頑張って起きておかなきゃ。。。
今回は、文具メーカーのWebサイト(ホームページ)をブランディング事例としてご紹介します。
記念年の特設サイトで展開するアイディアの工夫とデザイン。
企業は、事業の中で数ある記念の年に、さまざまなイベントを展開します。
たいていは、キリがいい年で記念年を祝うのですけど、ちょっと珍しいかなぁ、でもなるほど!と思うコクヨさんのキャンパスノートの特設サイトです。
2014年に、おかげさまで
「キャンパスノート」は発売39周年となります。
多くのお客様に感謝の気持ちを込めて、
39周年ならではの Thank you 企画を
続々と発信していきます。
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「39周年」と「感謝の気持ちの Thank you(サンキュー)」をかけてあるのは、アイディアですよね。
たいていこの場合、40周年とか10年単位か間の○5年のところで記念年を祝う傾向があるので、意外とこの39周年は、穴場ですね(笑)もちろん他の企業さんでも使える記念年です。
これから39周年記念を祝える商品や事業内容、創立年を迎える企業さんは、「39周年」候補にしておくといいですね。
ちなみに学生時代ずっとキャンパスノートを使っていたように思います。どちらかというとB罫のが好きです。
勉強に使う以外にも、いろんなコトにノートは活用していたように思います。
でも学生時代には、インターネットはなかったので、キャンパスノートの秘話など全く知らずに過ごしています。
改めてコチラの特設サイトでキャンパスノートについて学んだりしている次第です。
*もしこのブログをデジタルネイティブのかたが読まれている場合は、上記エピソードは飛ばしてください(笑)
いろんなコンテンツが展開されていますが、まずは、「キャンパスノートの歴史」や「キャンパスノートのこだわり」などから
ご覧いただくと良いかもしれません。
サイドナビゲーションなども非常に大きいサイズでデザインされていて、見やすく、クリックしやすいですね。
表示しているページに対応して、サイドナビゲーションがブルーから紫色に変わっているので、パンくずリストの役割も果たしていて
わかりやすいです。
またフォント(文字)サイズも通常より大きく表示させていることや、フォント(文字)の行間の高さを通常のサイトより多めにとってあることで、非常に読みやすくなっています。
学生(小学生中高学年あたりを想定)が、コチラのキャンパスノートサイトを訪問するでしょうし、生活者目線にたった展開になっています。
Webブランディングは、情報設計、ビジュアルデザイン、機能設計をトータルに展開する必要があります。
ご自身の事業内容の訪問者数をチェックしてみて、デザインに反映しましょう。
共創コンテンツは、愉しく参加出来ること、認知を拡げること。
キャンパスノートの販促活動と、生活者と共に創る共創コンテンツとして展開しているのが、「デコステッカー配布」と
「 WANTED! 」のページです。
ロゴステッカーをノート以外にも応用編で貼って貰うことで、キャンパスノートの宣伝となります。
生活者が日常生活内で、企業ロゴや商品ロゴに接触すること、記憶すること、浸透すること、定着することにより、キャンパスノートのブランド価値が高まることに繋がります。
またロゴステッカーを探して、投稿してもらうのが、「 WANTED! 」のコンテンツになります。
『 WANTED! 』
探しものをするのは、愉しいですよね。リアルコミュニケーションになります。
このような企画とコンテンツを気軽に、簡単に展開出来るようになってきたのは、携帯、スマホのカメラ機能の発達によりますね。
Webページ内で展開しなくても、写真とコメント投稿は、さまざまなSNSで応用がきき、活用出来ます。
ターゲットの設定を見極めて、チャレンジしてみてください。
ちなみに関西では、FM局のステッカーイベントはよく開催されていました。車やバイク、スーツケースに貼ったりと、番組内では街中でステッカーを走らせてる車を見つけたり、生放送で視聴者とDJがやりとりもありましたね。
またその放送局のステッカーを貼ることは、個人の音楽の主張をしたり、ちょっとしたステータスだったりしましたしね。
テレビのマスメディアではなく、Web、SNS、ラジオ等のメディアでは対個人として密のコミュニケーション展開出来る面白さがあります。
記念年にふさわしく、愉しく、面白い企画とともに、Webサイトを展開してみましょう。
クリエイティブの要素のさまざまな可能性を発見し、提案し、継続して発信すること。
ココからは、本体サイトの中で展開されているコンテンツをご紹介します。
「もっとクリエイティブ」の大きなカテゴリーは、文具やオフィスのさまざまな可能性を創造してあります。
「みんなのクリエイティブを支えるのが、私たちのクリエイティブ」という考えのもと、コクヨはモノづくりや働き方の提案を通して、ためになるクリエイティブを多発させていこうと企んでいます。さて、どんな楽しいことが起こるか。
これからのコクヨに、ご期待ください。
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興味深いコンテンツをピックアップしてみましょう。
その人は、夢を手で書き実現する。
『てがきびと』
手を動かすと、脳が動く。
脳が働くと、何かが生まれる。
手で書くことでクリエイティブする人たちが
続々と登場するコクヨの新コンテンツ「てがきびと」。
アート、スポーツ、ビジネスなどジャンルを問わず、
成功へのきっかけとなった秘蔵の
“手書き”をご紹介していきます。
(解説を転載)
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角界で活躍されているかたのノートと手書きの写真やエピソードがあり、大変興味深く読み進めることが出来ます。
これからもどのようなかたが登場されるか楽しみです。
コピーにあるように、実際、書くことは、本当にクリエイティブに繋がります。
「手書き」大切ですよね。
ちなみに私たちのWeb業界もパソコンだけの業務ではありません。
デザイナーの名言「書くことから始まって、書くことで終わる。」です。そうなんです。Webの作業は、もちろんパソコン上ですが、
ヒアリングのメモやアイディアのまとめ、情報設計、デザインの素、調査分析、運営に至るまで、実際は「書く」やアナログな作業が
多いです。アナログ、デジタル、アナログのような感じだったりします。
余談ですが、早々と暑中見舞いハガキのデザインアイディアが決まりました。宛名は頑張って手書きしたいです!(現時点の話)
ほかにも「コクヨクロニクル」「コクヨチャンネル」「品川ビジネス会議」などさまざまなクリエイティブの提案が
展開されています。
未来へ向けてのコンテンツを研究してみてくださいね。
新しいブランディングのカタチのひとつ。企業の情報メディア。
もうひとつ大変興味深いコンテンツです。これからのブランディングの一例にもなるでしょう。
『 MAGAZINE | WORKSHIFT |働くしくみと空間をつくるマガジン「ワークサイト」』
WORKSIGHTとは
働く環境を考える企業キーパーソンに向けた、ワークスタイル戦略情報メディアです。
企業が抱える経営課題に「働く環境(=空間インフラ+制度インフラ)のリデザイン」という視点からアプローチしていきます。
( ABOUTより転載)
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BOOK版、WEB版、イベントの3つの媒体で展開されています。
これまでの企業に蓄積されたノウハウと研究などから展開されています。
こちらも角界で活躍されているかたのインタビューなど情報が詰まっていますので、継続して読まれると面白く、また参考になるでしょう。
時代の潮流や、経営の未来に繋がる環境を整える参考にもぜひご活用ください。
情報メディアという戦略は、企業の中でも最先端のブランディングの方法かと思います。
同じ紙媒体でも、無料で配布するパンフレットやフリーペーパーとは大きく意味合いが違います。
企業の情報メディアは、Webブランディングとともに展開すると良いでしょう。
未来へと綴るノートとひとびとの交流について。
最後に、東日本大震災とのキャンパスノートとのコンテンツになります。
忘れてはならない震災のことと、商品や企業の姿勢とともに、未来へ繋ぐコミュニケーションになります。
『明日のノート』
私たちも未来へ向けて、忘れないようにしましょう。
おまけで追記紹介。高校生のコクヨさんキャンパスのプロジェクションマッピング。
Facebookで、6月11日に「高校生がプロジェクションマッピングをやってみた!普通のキャンパスノートが超かっこ良くなってる」の記事が、どんどん流れて来ました。
はじめはスルーしていたのですが、凄いです。素敵です。ぜひご覧ください。
プロジェクションマッピングは、大きな建築物に映し出す系など大規模なのが多いですけど、キャンパスノートという小さなモノに
展開してあります。小宇宙みたい。