さまざまな角度から捉えてストーリーを見つけること。

2014/05/10   カテゴリー:ブランディング

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ制作)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

ゴールデンウィークが終わりまして、日常生活に慣れましたでしょうか??
気候が良くなって来たので、外での活動が心地よくなりました。

以前、このブログでもご紹介したことがある「文の里商店街ポスター展」が、すごくバズっていましたね!
バズったことで、Facebookページが、「いいね!」が3,000以上増えたそうです。
Facebook、Twitterでも凄く流れて来ていたので、ビックリしました。「あれっ??また流れて来ている。何があった??」な感じでした。
インターネットは、開催時の時だけ話題にのぼることも大切ですが、時期がずれても情報が続くこともあります。
再度、すごく話題になった際に、インターネット上では、情報がストックされていますしね。面白いところです。

今回は、ひとつの商品をいろんな角度から見つめることによって、魅力ある個性が生まれることをブランディング事例としてご紹介します。

「窓」からストーリーを展開し、トーン&マナーを意識すること。

今回ご紹介するのは、窓を考える会社『 YKK AP 』さんです。

まずは、企業CMから観てみましょう。

【YKK AP 企業広告 「文学と窓」篇/「映画と窓」篇】

「窓は日常を、文学にする。」
「窓をつくることは、窓辺をつくること。」

のコピーからも既に「窓」ひとつにもいろんな視点とストーリーが生まれていることが感じとれますよね。

窓の製品ページとは別に、日本経済新聞社さんと共同での特設サイトが、2008年より展開されています。

窓クラブ season6 – 窓から出かける知的好奇心の旅へ!

mado

2013年が、season6なので、2014年が引き続きあればseason7になりますね。

「窓」にまつわるコンテンツがいろいろ展開されています。

手書きのイラストが多用されていて、全体的に淡いトーンでほっこりやさしい雰囲気ですね。

注目すべきところは、「 MADO 」「窓」「まど」など、コンテンツのイメージ、雰囲気によってタイトル表記も変えてあるところです。こちらはタイトルですが、ブランディングは、トーン&マナーが大切になるので、文章内の文字表記の統一も大切になります。

例えば、上記とは意味合いが異なりますが、コチラのブログでも、「 Webサイト」か「ウェブサイト」として統一しています。
「ホームページ」としては、表記しないことに決めています。
日本人は、「ホームページ」の言葉が認識されているかと思いますが、誤用になるので、「サイト」表記に統一しています。

もう少しわかりやすく、実際に日常的に使われていること例を出してみましょう。
「問い合わせ」「問合せ」、「下さい」「ください」、「予め」「あらかじめ」、「自ら」「みずから」、「この度」「このたび」など、Webサイト内やブログなどでもよく使う言葉を統一するだけで、トータル的に読みやすくなったりトーン&マナーが揃います。
ぜひ、意識してみてくださいね。

「窓」にまつわるさまざまな角度から見つめてみること。

続いては、いろんな角度から捉えた「窓」のコンテンツを見ていきましょう。

日本独特の「窓」の視点である「窓俳句」。

日本人は、5・7・5の短い言葉の中に、創造性を膨らませて表現する凄い才能を持っていますよね。
歴史に登場する著名な俳人の作品にも触れることが出来、勉強にもなります。

窓俳句 5・7・5の世界で見つけた窓。

haiku

夕顔や 酔うて顔出す 窓の穴
松尾芭蕉

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窓にまつわるストーリー解説を読むと、句が詠まれた背景が見えて、さらに理解が深まりとっても勉強になります。

引き続き歴史つながりなコンテンツは、「窓史記」です。
コチラは、YKK APさんの中に展開されているコンテンツです。

窓史記 マドシキ|時代と共に歩む窓の変遷ー

madoshiki

年表になっていて、横スライド式で、クリックすると詳細のポップアップで小窓ウィンドウが開きます。
こちらも窓に関する歴史的知識が増えますね。

海外の窓については、テレビ番組と連動したページがあります。

世界の窓

finland

フィンランドをピックアップしてみました。
実は、フィンランドに行った時にビックリしたのが、窓辺の演出でした。
写真のようにクリスマスシーズンには、山型のキャンドル型の照明器具が各お宅の窓辺に飾られています。
外から眺めると、アパートメントや一軒家など、どの窓辺においてもキャンドル灯りが夜になると輝いていて、それはそれはとっても綺麗でした。
ちなみにフィンランドなど北欧では、日本のようにカーテンを飾って外部と遮断し閉めきっている暮らしよりも、外から中を見られることはあまり過敏でなくて、それよりも見られることを意識した窓辺の演出にチカラを注いでいる感覚がありました。
日本と海外の認識の違いでしょうか!?

「窓」ひとつにおいても、いろんな視点から見つめることが出来ますね。

生活者も参加して愉しめる共創コンテンツ。

ここ最近ずっとお伝えしている「共創コンテンツ」になります。企業と生活者が「共に創るコンテンツ」です。

特に可愛いので、「ねこまど」をご紹介します。

ねこまど

nekomado

生活者から投稿された「窓辺とねこ」を公開されています。
窓辺にたたずむねこを撮影することによって、ねこ好きさんが、窓辺についてあらためて意識してみたりと考えるきっかけにもなりますね。ちなみに「いぬまど」や「プロのねこまど写真(フランス篇)」「プロのねこまど写真(篇)」もあって、愉しめます。

また、写真を見ることで、生活者の私たちも「窓」も「窓辺ってどうなんだろう。」「ガラスって?」「断熱窓って?」など、
暮らしの中における日常的にはあんまり意識していない窓についても考えるきかっけとなるでしょう。

オリジナルのコンテンツ展開で、ストーリーも見つけてみましょう。

同じ商品や事業においても、さまざまな角度から捉えること、見つめること、深く掘り下げていくこと、開発にまつわるストーリーを
辿ってみることで、オリジナルのストーリーが見つかります。
それをWebサイト上(ホームページ上)で、表現していくことで、他社との差別化が顕著になっていきます。

story

オリジナルのストーリーは、ストーリーブランディングとしても他社が真似出来ない表現のひとつです。
オリジナルであるからこそ、魅力ある個性が際立ちます。

今回の「窓」でも、さまざまなコンテンツ展開は、ストーリーの発見にも繋がります。

商品や製品の特徴を伝えるだけでなく、プラスアルファとして、いろんなコンテンツも展開してみましょう。

おまけ。第3回 ジャパンシックスシートアワード。

おまけで最後にご紹介。
『 Six 』ブログなだけに、シックスつながりで、只今募集中の『第3回 ジャパンシックスシートアワード』です。

第3回 ジャパンシックスシートアワード

sixaward

【アワード概要】

[シックスシートとは]
海外では、一般に屋外広告のサイズを4シート、6シート、12シート…という形で、「シート」という単位で表します。
中でもタテ1750mm、ヨコ1185mmの6シートサイズは、バス停での広告等を中心に、最も普及が進んだフォーマットです。
日本でも最近では、バス停の他、駅のホームや構内、サービスエリア、さらには街の中、ショッピングセンター等、
様々な場所で目にするようになっています。
広告制作に際しては、移動しながら視認されることが多いので、ひと目でわかりやすいデザインとすることが大切です。

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最近、バス停もコチラのシックスシートの広告がどどーんと見ることが多くなってきましたね。
今年は、「神戸市」も参加しています。
審査委員は、デザイン界での著名なかたなので、応募してみるといいかもですね。

あなたのビジネスに最適なWebブランディング・Webデザインをお手伝い致します。まずは、現状の課題をお気軽にご相談ください。