表現方法・教育方法を言語化すること。さらに新しい表現をつくること。

2014/03/22   カテゴリー:ブランディング

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

「春分の日」も過ぎたのに、その前に急激に寒い日が続きましたね。来週から、本格的に春から初夏の気候もあるそうです。

今週は、神戸で開催されていた「第6回 デザイン経営者フォーラム・神戸」〜デザイン経営者は地域でどう咲くのか〜に参加しました。デザインによって、もっともっと元気で輝いている街になったらいいですね。

さて、今回は、まずSNSで知った心に留めておきたいインタビューと、季節柄のコピー、中小企業さんにとって、参考になるWebサイトのブランディングをご紹介します。

表現方法・教育方法を言語化することで、さらに新しい表現をつくること。

今週、Facebookで流れて来た投稿で、「平成25年秋の褒章 佐藤雅彦さんインタビュー」が流れて来ました。
大変良いインタビューなので、まずこちらをご紹介します。

現在は、大学教授をされている佐藤雅彦氏です。
東京芸術大学大学院映像研究科教授慶應義塾大学環境情報学部客員教授
「ピタゴラスイッチ」「バザールでござーる」「ポリンキー」「カローラⅡ」など様々な映像やCM、番組が大変有名ですので、
多くの作品をご存知かと思います。

動画をご覧ください。

【平成25年秋の褒章 佐藤雅彦さんインタビュー:文部科学省】

動画は、かなり時間がありますが、クリエイティブのかた以外にも、会社・事業でモノづくりに携わっておられるかたは、
是非ご覧になると非常に参考になること、気づきがたくさんあります。
メモ取りながらご覧になることをおすすめします。

全部は、記載しませんが、本当にピックアップしてごくごく簡単にまとめてみました。

・クリエイティブジャンプ

・表現方法と教育方法を言語化して、新しい表現方法をつくる

(作りかたから作るとおのずとできたものは、新しくなる)

・教育(study)と夢中になること(studious)

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私たちも、Webサイト上(ホームページ上)でのクリエイティブジャンプも時には、目指していますし、
「どうやったらそれが伝わるか どうやったらそれがわかってもらえるかということを極めていきたい。」
という佐藤氏のメッセージも常に意識して、追求していっています。

インタビューの中にある、本質を伝えることや、表現することにおいて、1番大切な部分を真面目に取り組んでいます。

卒業、また人生における素敵な企業メッセージ広告のコピー。

次は、卒業シーズンなので、こちらの素敵なコピーをご紹介します。

RECRUIT—リクルート—さんの2006年の企業メッセージ広告のコピーです。

sotsugyo

卒業って、出会いだ。

自由って不安だ。
だから、逃げてもいいと思う。
立ち止まってもいいと思う。
迷ってもいいと思う。今のじぶんがいれば。
生きるって、出会うこと。
まだ、なにもはじまっていない。
まだ、なにも終わっていない。
新しい空の下にいる。
卒業おめでとう。

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卒業のコピーですが、学生でなくても大人にも響くコピーかと思います。

人生は長いですからね。迷うこともいっぱいありますし、新しい出会いもいっぱいあります。
世間も世界も、本当に広くて、知らないこともたくさんあるので、いろんな発見をしながら、前に進んでいくといいですね。

Facebookページで、日常の発信をして、ファンとコミュニケーションをつくる。

卒業の次は、入学ということではないですが(笑)、関連ということで、真面目にご紹介します。

日本の小学生は、6年間もランドセルを鞄として使っていますよね。
最近は、ランドセルに関しては、お盆前の夏からCMがバンバンと流れます。
大人は、「何故この時期にランドセルのCM??」と不思議に思っているひとも多いことでしょう。
実際は、お盆に故郷に帰省した際に、新小学1年生のために、おじいちゃん、おばあちゃんからランドセルをプレゼントしてもらうということが、増えているからなのですよ。
季節的に不思議ではなくて、思いっきりピンポイントに狙って広告を打っているカタチです。

さてCMで拝見しませんが、特にFacebook上で、土屋鞄製造所さんのファン、ご存知のかたがたくさんいるかと思いますので、ご紹介します。

土屋鞄製造所さんのランドセル版です。

土屋鞄のランドセル

Facebook

Facebookページの展開と運営が、大変参考になる企業さんです。

まず「いいね!」の数もハンパなく多いのですが、投稿の方法が非常に参考になるかと思います。
写真が良く、職人さんや会社、製品の情報をうまく発信しておられます。

情報発信のコツは、Webサイト(ホームページ)を保管する意味での、ちょっとした企業の日常の横顔などを発信してみましょう。
その際に、写真と少ない文字数のコメントでも一瞬で伝わる工夫をしてみましょう。

Facebookページで、日常の発信をして、ファンとコミュニケーションをつくる。

続いて、土屋鞄製造所さんのランドセルのWebサイトをご紹介します。

背中に、心に、優しい記憶を。
土屋鞄のランドセル

ランドセル職人が手作りする、土屋鞄のランドセル

コンテンツとして、メインには
伝えたいこと」「機能やこだわり」「ダイアリー」「ランドセルを選ぶ」「お買い物ガイド」「店舗案内」「会社概要」などがあります。

情報のレイアウトもデザインも非常にシンプルで、見ただけでもわかりやすいですよね。

マウスオーバーでタイトルメニューの上に持っていくと、下線がミシンステッチみたいになっていて、手づくりの鞄屋さんの特徴である「縫うこと」も表現してあって、とっても小さなところのデザインですが素敵です。

会社としての伝統や歴史がある、職人さんの技が大変特徴ある会社さんは、「伝えたいこと」や「機能やこだわり」のページを展開することが、非常に大切です。

機能やこだわり---土屋鞄のランドセル

「職人さんは、ランドセルのお医者さん。」このように職人さんの技や、サポートがキチンとされていることも、生活者の皆さまに知っていただく、わかりやすく伝えていくことも重要なことで、他社との大きな差別化のページで、独自のオリジナリティのページともなります。

きょうの工房2014年3月20日---土屋鞄のランドセル

きょうの工房」や「ダイアリー」でも定期的に伝えたいことを発信しておられ、Webサイト上でも読みものとしても楽しめます。
手書きのメッセージも画像にされているので、温かい気持ちも伝わってくるようです。

「ダイアリー」とありますが、開けてみると、記事自体がひとつの読みものコンテンツとして成立しています。
このあたりは、ブログでもなく、Facebookページとも違う位置づけをされています。

自社の特徴とサービスをコンテンツとして、生活者の誰にでも簡単にわかりやすく、伝えることは、企業ブランドをWebサイト上で
ブランディングすることにおいて、大変大切な要素です。

生活者の皆さんに知っていただく、参加していただく共に創るコンテンツ。

もうひとつ、生活者の皆さまと共に創っているコンテンツは、ワークショップも含めて、こちらの「ちびっこデザイナー大募集!2014」のコンテンツになります。

ちびっこデザイナー大募集!2014

ちびっこデザイナー大募集!2014---土屋鞄のランドセル

実際に、この応募していただいた作品から製品化されるので、既に土屋鞄さんのファンだけでなく、多くのひとに知ってもらえたり、
コンテストに参加することで、会社に親近感を持ったり、愛着を持つきっかけとなっていきます。

私たち世代は、どこのランドセルを持っていたかも記憶にありませんが、このようにオリジナル感がある土屋鞄さんのランドセルを使っていた、持っていた記憶は、すごいすごい先にある自分の子どもが出来た時に繋がるかもしれませんね。

現時点、ターゲットでない私たちから見ても、このように参加型のページは、見るだけでもほっこりします。

どの企業さんでも同じですが、もし展開が可能であるなら、生活者の皆さんが参加出来るや交流が生まれるコンテンツ、
企業と生活者が共に創るコンテンツを展開することが、Webブランディングにおいても、大変重要なポイントとなります。

中小企業さんは、コンテンツボリュームと必要な要素について見つめてみてください。

今回は、中小企業さんが運営する、Webサイト(ホームページ)のコンテンツ展開、ボリュームとして、大変参考になるかと思います。

コンテンツページも精査して、大切なことを、やさしいトーンで統一しながら伝えていること、ところどころイラストなども加えて、
企業の雰囲気を全体的に一瞬で理解しやすい工夫などもしてあります。

企業メッセージも、オリジナル動画で、CMのようにと、ページ展開もしてあります。

またコンタクトポイントとしての導線も、Facebookページひとつに絞っていたりして、自社のブランディングにおいて、
トーンを大切に丁寧に運営しておられる印象が、キチンと私たち生活者に伝わります。

中小企業さんは、コンテンツページの展開、Webブランディングとしての必要な要素を、見つめてみてくださいね。

あなたのビジネスに最適なWebブランディング・Webデザインをお手伝い致します。まずは、現状の課題をお気軽にご相談ください。