『今日を愛する。』に学ぶWebサイトでの企業スローガンの伝えかた。
みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」（シックス）です。
「ブランディング＆コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作（ホームページ作成）・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。
《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい！！》
「ソチオリンピック2014」が開幕しましたね。日本勢の活躍が楽しみです。
生放送で視聴するには、逆転生活になりそうなので、皆さん、寝不足に気をつけてくださいね。
今回は、CMなどの企業の名前の上に最後に表示されるので、普段から何気なく観ている企業スローガン。
いくつかの企業スローガン（コーポレートスローガン）は、すぐにコピーが浮かぶのではないでしょうか。
今回は、企業コピーが「いいなぁ。」と思ったところから、企業ブランディングやWebサイト（ホームページ）のコミュニケーション事例についてご紹介します。
企業スローガン（コーポレートスローガン）に表現される、企業の理念と想い。
毎日、私たちは、生活をしています。
日常的に暮らしていても、すごく意識をしない限り、なかなかまいにちに振り返ることは難しいですよね。
日記を書いたりや、ツール等に記録していないと、日常は、ただただ漠然と過ぎていきます。
Facebookやソーシャルアプリなどで、日記のような使いかたは出来ますが、それでも継続し続けることはは、もの凄くすごく決意と忍耐が要ります。
毎日、暮らしの中で習慣となっている歯磨きやシャンプー、洗濯、日用品などを、主に取り扱っている「LION（ライオン）」さん。
「LION（ライオン）」さんの企業スローガン（コーポレートスローガン）は、
『今日を愛する。』
です。
『今日を愛する。」
幸せは、名もない一日につまっています。
どんなさりげない一日にも、心を澄ませば
感じる幸せが、いっぱいつまっています。
小鳥の声でめざめる幸せ。洗いたてのシャツに
腕を通す幸せ。炊きたてのご飯を
噛みしめる幸せ。雲ひとつない青空を
仰ぎ見る幸せ。「行ってらっしゃい」と
家族に送り出される幸せ。誕生日や、
結婚記念日や、クリスマスも大切だけれど、
人生の大半を占める、そんなふつうの
一日一日がどれほど大切か。ライオンは、
そのことを誰よりも知っています。
なぜなら、そこにライオンがいるからです。
そこに、ライオンの仕事の場があるからです。
いつも人のそばにいて、めぐり来る
すべての一日の、人の清潔、人の健康、
人の快適、そして人の環境を守りつづけること。
それこそが、私たちライオンの変わることのない
使命であり、誇りでもある。そう考えています。
創業120年。
人のからだやくらしが求める、
希望に満ちた新しい未来を、日本ばかりでなく、
広く世界にも届けられることを大きな
よろこびとしたい、私たちライオンです。
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ライオンさんの2011年からの企業スローガン（コーポレートスローガン）です。
とてもさりげない毎日の事柄だけど、そのような些細なことを愛することからより良い毎日をライオンとともに、
生活者に寄り添っていきたい、未来へ向けて毎日の積み重ねから健康へ。
のような想いがあるように感じて、メッセージを受けとることが出来ます。
ライオンさんのメッセージでも
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私たちライオンは、120年余の間暮らしと共に歩んできました。
そこで学んだことは、
「一日一日を前向きに充実して生きることこそ幸せの本質なのだ」ということです。
今日の積み重ねがその人の一生であり、人生の一部が今日でもあります。
（一部、抜粋）
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企業スローガンは、企業の方針とともに、数年間で変更されます。
ライオンさんの企業スローガンは、下記のように変遷を遂げています。
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『おはようからおやすみまで暮らしをみつめる』 1980年1月～1990年12月
『いつも暮らしの中に』 1991年1月～2000年12月
『あしたに、あなたに』 2001年1月～2004年7月
『おはようからおやすみまでくらしに夢をひろげる』 2004年8月〜2011年9月
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企業スローガンは、どれも時代とともに生活者との関係性もありつつ、企業の成長や方向性とともに変化していく過程において、
企業の理念と指針を示すものです。
企業ブランディングの中でも「核」となるメッセージです。
企業スローガンをより多くの生活者に理解していただくために。
ライオンさんの企業スローガンが素敵だなと思ったところから、Webサイトを拝見しました。
企業スローガンに焦点をあてたスペシャルコンテンツを展開されています。
コチラでは、とても読みやすく企業の理念や想いを簡単に理解することが出来ます。
さらに、「経営ビジョン」も公開されていますので、より詳しく知りたいかたは、そのページを開けてみるとライオンさんの
未来へ向けての指針も拝見出来ます。
（株主さんとかは、この辺りのチェックをされることでしょうが、一般のかたでも拝見出来るのでぜひご覧ください。）
企業のWebサイト（ホームページ）は、生活者が訪問しても、どうしてもまずは、自分たちが知りたい商品情報やお役立ちの情報コンテンツに
目がいきます。
そこから、企業スローガンなど、企業の想いをより伝えるために、より理解していただく為には、文字テキストだけのページより、
イラストなども含めた上記のような表現の工夫が必要になりますね。
企業理念のWebサイト上での表現方法として、より伝わる工夫をしましょう。
生活者とともに「今日を愛する。」をコミュニケーションするWebサイト（ホームページ）。
企業スローガンをより生活者と想いを共有されるために、他にもコミュニケーションサイトを運営されています。
こちらは、生活者が、参加型となっており、投稿が出来ます。
日本全国バージョンも見れますが、切り替えてひとまず近畿で見てみました。
瞬間エピソードとして投稿出来ますので、皆さんも気づきがあったり、メッセージで伝えたいことがある場合は、チャレンジしてくださいね。
カテゴリーごとに色わけもしてあります。どのカテゴリーの投稿が多いかなどの割合も一目でわかります。
1番人気のあるエピソードは、やはり「家族」ですね。
またFacebookの「いいね！」のように「共感！ボタン」がありますので、投稿しなくても、気に入ったエピソードがあれば、
ポチッと共感！を押してみてくださいね。
さらにエピソードは、テレビで放映されるかもしれないので、双方向のコミュニケーションとしても展開されています。
採用されるかもと思うと、ワクワク感が増しますね。
Webブランディングとして、生活者と企業が共創すること。
企業スローガンは、企業ブランディングの「核」となる部分です。
それをWebサイト（ホームページ）で展開することは、Webブランディングとなります。
Webブランディングもコミュニケーションも積み重ねていくことが必要で、企業の理念、想いを、生活者の皆さんに日常的にも感じて貰う必要があります。
「日本に広がれ『今日を愛する。』」のコンテンツのように、生活者の生の言葉が、蓄積（ストック）されていることが大切なひとつで魅力的です。
この言葉のストックは、大変企業にとっても心強い魅力あるもので、他社とも一線を画することが出来る差別化のポイントです。
「生活者の皆さんと企業が共創していくこと」が、Webブランディングとしても、とても大切なことでしょう。